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中指の意味 

nakayubi
2014年にnostaramaでサンフランシスコに行き、Randyという人に会った。
とても優しい人だ。英語の不得手な俺たちに、ゆっくり分かりやすく言葉を選んでくれるひと。

彼の家に滞在中、俺が日本で「流しのラッパ吹き」をしていることを話した。
流しという概念が海外にあるかどうか分からんが、要するにストリートミュージシャンで、PlayingしながらWandering aroundしてTipsもらってさ、、、とよく分からない英語を使って伝えた。
そのなかで、
「喜んでくれる人もいるけど、中には『うるさい!!』って怒鳴る人もいるんだよね。。」と俺が話すと、彼は静かに、しかし力強く、中指を立てた。

そう、中指。

"Fuck them"

最大級の侮蔑語にして、自分の身も危険にさらしかねない、過激な表現。

そして、
「ユーの音をうるさいと思う人もいるかもしれないが、それ以上に喜びを与えているんだろ?外野の声なんて気にするな」
と言ってくれた。


あの中指に、今の俺がどれだけ背中を押されているか。

あの中指は、俺にとって「シールド」なんだ。

俺のラッパの音をうるさく思う人、当然いる。その人たちの事情もわかる。
聞きたくない人にとっては騒音でしかない。眠りたい人、静かに飲みたい人。

でも、今の俺には、「そうですか、なら、金輪際やめます」とはならない。絶対に。
「あ、そうですか。失礼~!」とその場を立ち去るのみ。

なんで流しをやってるの?
お金を稼げる?Yes。
濡れ手に粟のチョロいお仕事?No。
「人」に会える?Yes!Yes!Yes!

やらずにはいられない。

流しをしていると、自分が素っ裸の剥き身で世界と対峙している気持ちになる。
今まで薄い膜で守られていたものが剥ぎ取られて、身ぐるみはがされて路上に放り出される感覚。
怖い。寒い。けどやめられない。
だって優しいんだもん、人。

時にズタズタになるけど、それでもなお生きてる実感がする。

ここの部分は、正直まだ考えがまとまっていないんだけど、

「うるさい!」という対象は、俺そのものなんだ。
嘘っぽい音は、嘘っぽい俺なんだ。空虚に響く音は、冗舌に過ぎる俺なんだ。

言い換える。

音楽家の端くれにとって、自分の音は自分の存在そのものなんだ。

自分の存在が、ある人にとっては迷惑となる。
でも、だからといって自分の存在を消すことはできないでしょ?

「俺が嫌い?ごめんねごめんね~!」と。
「俺が嫌い?知るかバカヤロウ」と。

そのシールドこそ、Randyが示してくれた中指なんだ。

弱い俺が、心の中で中指を立てながら、世を渡っていく。

流しはやめない。
おまわりさんに止められるか、ヤのつく人に因縁つけられるまでは。
そして、俺の中にRandyの中指がある限り。
randy
ブリトーもうまかった
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2016/01/23 Sat. 03:17 [edit]

Category: 真面目な俺萌え

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お知らせ 

news.jpg

どうもこんにちは武藤です。一つお知らせさせてください。


このたび、野毛zooで毎月行われるイケナイ音遊び「四畳半セッション」のホストから一旦離れることとなりました。

公私共に色々いっぱいいっぱいになってしまい、時間と体力が追い付かなくなってきてしまいました。

あの毎瞬間が勝負の、恍惚の空間から遠ざかるのはとても残念ですが、自分の音楽活動、家庭、仕事の在り方の変遷に伴って、その内容も精査しなくてはなりません。
今、最も注力すべきもの、今、最も大切にすべきものに、俺の限られた小宇宙(と書いてコスモ)を全投入する。

一連の活動に何らかの答えが出るまで、四畳半の愉しみは一旦「おあずけ」にすることにしました。

というと何だかカッコいいですが、実際のところは言い出しっぺがいきなり戦線離脱する無責任でしかなく。。俺こういうの多いよね。なんだかなあ。ごめん。

四畳半のこれからですが、私を除くメンバーで話し合いをしながら決めていくことになります。


…zooという、型破りなマスター夫妻のもと、型破りな人たちが集う型破りな場所で、約3年間、延べ37回にわたり「イケナイ音遊び」をしてきました。

始まりは2011年のハロウィン。「野毛ハロウィンに呼ばれなかった店」から放つ、怒りのゲリラライブが四畳半の原型だった。
振り向けバカヤロウ!ここが新しい野毛の中心だ!第三新東京市だ!

というパンキッシュな情熱。

「何なんだここは!?」と言わせたかった。


2011年。記念すべき第一回は、酔っ払いのガイジンたちに占領されるという最高の幕開け。

↓↓↓↓


2014年。回数を重ねること30回めの一幕。通りすがりのお客さんからのリクエストに応えて。

曲目を決めないのはもとより、お客さんからのリクエストを中心にイベントを組み立てるというのは、ひとつの試みだった。
そしてその試みをするのに十分な腕とハートのある仲間たち。U子ちゃん、オギサン、峰、モーリス、ユウマ、ケンツ。
いつも遊びに来てくれるお客さんたち。

時としてシマリのない演奏になることもありましたが、リクエストをくださったお客さんの楽しそうな顔があれば、すべてモウマンタイ!でした。

お客さんとの一期一会の中から生まれるグルーヴ。その中に身をおいたら、もう無敵の気持ちよさなのね。

いつもありがとう。本当にありがとう。


これからもよろしくお願いします。私を、四畳半を、zooを。

や、あのメンバーは大丈夫だった。全然大丈夫だわ。zooも最初から全然大丈夫だわ。俺がどうこうお願いしようなんて失礼だよね。

要するに、俺だよね!?「俺」が一番なんとかしなきゃいけない物件だよね!?

ホント俺、よろしくお願いしますッスよー。もうすぐ40だもんなあ。。こんな惑ってる不惑ってないわー。

すいません話がズレました。

粛々と、日々の生活の中から時間とエネルギーを拠出して、今やることをやっていきます。


以上、現場より報告でした!

2015/06/04 Thu. 23:53 [edit]

Category: 音楽萌え

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サンフランシスコ総括 

このブログもたま~の更新になって、書く内容がどんどん濃く重くなっているのを感じる秋の日です。

旅から帰ってきてからずっと、「総括しなくちゃ」と思いながら1ヶ月が経ってしまった。

なんかこう、もらったものが多過ぎて両手がふさがってしまっていて、落とすまい落とすまいとしながらも、後ろの人も押してくるのでヨタヨタ歩き出してしまった感じです。うん分かりづらい!

女子高生がスクラップブックを作るように、OLがコルクボードに写真を貼るように、俺は「総括」をする!
一旦整理しないと大切なこと忘をれてしまいそうで。

以下、まとまってないですが、感じたことの断片を書き留めておきます。

・この旅で得たもの
①「与える」ということ
この旅でRandyという人に出会った。彼は友人の友人といった間柄であるにも関わらず、nostaramaがライブ出来るように八方手を尽くしてくれた。
有名なバンドならいざ知らず、どこの馬の骨とも分からない日本の4人組に自分の店を一晩貸すというのは、ライブハウス側からしてみても、リスクが大きい。集客できないかも知れないでしょ。だから普通は断る。
当然、nostaramaも断られ続けた。というか、無視された。
そんな中、Randyはそれこそ何箇所も根気強くアタックしてくれて、最後には自分の家でパーティーまで開いてくれた。nostaramaの演奏を友人達に聴いてもらうためだ。

そこまでしてくれるん!?

これを、ごく自然に、当たり前のようにサラリとこなしてしまう(ように俺からは見えた)。
言っとくが仏じゃないぜ。同じ人間だぜ。
死ぬまでに、どこまで彼に近づくことができるかな、と、少し恥じ入りながら考えまます。

②ある音楽的な高みへの到達
到達、というよりも、nostaramaの仲間によって、サンフランシスコの空気によって、他の様々な有象無象によってリフトアップされた感覚。

街の放つ匂い、雑貨屋に並ぶ色とりどりの野菜。英語スペイン語中国語よく分からない言葉。安ホテルにもはや「住んじゃってる」人たち。

どれを取っても、あまりに刺激的。

その刺激と、自分の身体との歯車がガッチリ噛み合ったとき、もはや身体は関係なくなる。自分が音楽そのものになる。
この境地を1秒でも多く味わっていたい。だから、トランペットをずっと続ける。続けてきたけど、もっと続ける!ある意味ドラッグよりもたちが悪い。

・この旅の意義について
③「4人で行った」ということの凄さ
一人で行ったんとちゃうで。4人で行ったんやで。それぞれがそれぞれのハードルを乗り越えて、4人が同時に行ったんやで。
俺のハードル、それは金銭面と、家族をどう説得するか。身重の奥さんと手のかかる息子を置いて、サンフランシスコに行く意味は?

「日本ですら売れてないのに、何故に海外?」←ここポイント

そう、誰も待ってない。

奥さんとの話し合いも紛糾した。
「ホラ、海外でやったとなると少しは箔もつくでしょ?」なんて言ってみたり。全然知らないくせに。

結局、「家計からは1円も出さない」ことで何とか合意を取り付けた。渡航費は全て流しのラッパで稼いだ。

それでも、十分には説得できなかった気がする。なにせ、俺自身だって半信半疑だったんだから。

「観光とちゃうの?」
「思い出作り?」
「素敵な1週間でした。リフレッシュしました。明日からまた頑張りましょう。以上?」

違う、そうじゃない


そんな中、いつもお世話になってる西横浜El PUENTEのマスター、シゲさんに

「行くしかないでしょう。人生一度きりなんだから!」

そのシンプル極まりない言葉を頼りに、半ば無理やり、なし崩し状態で渡航に踏み切った。
その結果がコレです。





旅の終わり、ノリエさんが豊田さんに対して

"You are the man! I'm proud of you."

と言ったが、この言葉に凝縮されている気がする。
今回の旅が実現するまで、2年近くの歳月を要した。その間、メンバーも変わった。一時は解散寸前の憂き目にも合った。
でも、豊田さんはあきらめず、不自由な英語でメールし、国際電話をし、ライブハウスとの交渉機材の手配レンタカーの手配比較的安全な安宿の手配から全てを行った。

すごい。まさに「アンタ男だよ!」

今回の旅を経て、何かが変わる。そうあってほしい。

時間の使い方が変わる。
人生観が変わる。
優先順位が変わる。
周りの反応が変わる。
変われるはずだ。今までも変わってきた。
現実を、もう少し良くできるはずだ。痛いニュースなんて見てる場合じゃない!

家族には、日々の態度で、日々の行いで返していくしかない。

また行きたい。今度は家族と行きたい。
家族と行くにはあんな安ホテルじゃ駄目だ。

金を稼がねば。
音楽で稼がねば。

nostaramaで世に出たい。

今回体験した感覚たちは、きっと日常の波に揉まれる中で、風化していくものもあるだろう。
でも、大切なものは静かに心の中に沈殿して、残っていくでしょ。
そもそも、旅と日常は分断されるものでは無いはず。日常だって、大きな旅の一部分なんだから。

総括、以上!

2014/11/09 Sun. 14:59 [edit]

Category: 真面目な俺萌え

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古いノート 

最近引っ越しまして、そのときに出土した古いノートを見返したりしてます。

note
字の汚さにはブレがない

それにしても、この「遊び」のなさよ。1分も無駄にしたくないという気迫。
読んでいて、何だか胸が詰まる。
焦りや不安、熱意、夢なんかがごちゃ混ぜになっている。


その後、仕事に就いて、子どもができた。
こうしてキーボードを叩いていると、超笑顔の息子が容赦なくよじ登ってくる。

残念ながら音楽だけでは食っていけていない。
練習の時間はノートの頃の1/10といったところか。
heya
今の練習場

このノートを書いた日の俺が今の俺を見たら、なんて言うだろう。

「…でも、幸せなんだろ?」


引っ越してから、息子を保育園に送る朝の20分間だけ、いいラジオ番組が聴ける。inter FMの「バラカン・モーニング」。
ほんの短い間だけなのに、なかなかどうして、いい曲に出会えるんだな。

こないだ、この曲にガツンとやられた。

かまやつひろし「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」

1975年だって。俺の生まれた年にこんなイカシたものを作るなんて…。
演奏はタワー・オブ・パワーだって。納得。
そしてこの歌詞ときたら。冷水をぶっかけられた気持ちになった。
この感覚、以前にも一度あった。茨木のり子の「自分の感受性くらい」という詩に触れたときだ。


変化に対してしなやかで、かつ目の前のハードルをブチ破る強さが欲しい。

2014/08/25 Mon. 01:05 [edit]

Category: 真面目な俺萌え

Thread:雑記  Janre:ブログ

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ライブ情報〔8、9月〕 

大っ変にご無沙汰しておりまして恐縮ですが、おかげさまで生きております。
引越しやメールアドレスの変更、衣替えなど、自分史を語る上で欠かすことの出来ないライフイベントが目白押しまして、ご連絡が滞ってしまったことをお許しください。お手数ですが登録の方、よろしくお願いします。ブロックしないでね。
ライブ活動の方は変わらずやってますので、どうぞのぞいて見てください!

ライブ情報〔8、9月〕

Nostarama
豊田健二(key)ノリエ(vo)藤井マサユキ(ds)武藤コウスケ(tp)
…「2012」「回転」に続く、3rdアルバム、完成間近です!現在レコーディングも大詰めを迎え、あとは価格をいくらにするかですね。キロ単価で売ってみようかしらん。
そして10月、サンフランシスコに行きます!観光じゃないですよ、ライブしに行きます
詳細は追ってご連絡しますね。

>8/27(wed)@Blue Heat(四谷三丁目)
start 20:00 charge \2000
⇒毎回、仕事終わりに飛んでいくため、スーツに着替える暇なくエプロン姿で出たりしてます。毎回、自由にやらさせてもらって感謝してます。。

>8/29(fri)@Sam's Bar(日之出町)with服部龍生
start 20:00 Charge \1500
⇒唯一無二の音世界を持つ天才ベーシスト、服部龍生さん。久しぶりに対バンできて嬉しいです!!

>9/20(sat)@土里囲夢(川崎)~Rock of Dream Vol.3~
with 橋本勇介、Trinote
start 19:00 charge \1500(w/1drink)
⇒「たった一人でバンドサウンドを出す」シンガーソングライター、橋本勇介。公私ともども仲のいい私たちですが、今回はじめて、音楽的なコラボをします。今から楽しみです!

>9/21(sun)@Bar El Puente(西横浜)~ソウルな意図~with 京浜パラダイス
start 19:00 charge 未定
⇒GWに吉田町の路上ライブでもご一緒したブルースバンド、京浜パラダイスと!もう今から汗臭いです。

>9/26(fri)@Golden Cup(本牧)
start 20:00 charge \1000
⇒横浜の歴史を語る上で外せない街、本牧。その本牧を語る上でGolden Cupは無くてはならない場所。かつての「ハマの不良のたまり場」で、彼らの遺した匂いや残響を少しでも感じられるといいな。。

~四畳半セッション~
永塚健登(ba)荻原徳久(gt) 毛利允紀(kb)峰聡明(ds) 武藤コウスケ(tp) 金丸悠子(vo)
…このたび、ベーシストのケンツこと永塚健登君が音楽事務所と契約を結び、本格的なプロミュージシャンとしての歩みを始めました!「事務所通して」のセリフをを冗談抜きで使う男に。がんばれケンツ!

>8/30(sat.)@Dining Bar ZOO(野毛)
start 20:00頃 charge \0
⇒美味しいビールを飲みたいなら、この店は外せません。血の気の多いマスターと喧嘩したいときも、やはりこの店は外せません。一石二鳥!

…ここまで読んでくれてありがとうございます。ご都合のよい日があったら、是非お待ちしております!

2014/08/24 Sun. 07:34 [edit]

Category: 音楽萌え

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