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一期一会 

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チェット・ベイカーというトランペッターがいる(もうこの世にはいないが)ことは知っていた。

前に、こんなことがあった。
とある雑貨屋。その雑貨屋は、なんだか雑然としていて、いきなり人体模型があったり、どこの小学校から持ってきたのか、授業用のでっかい三角定規なんかが置いてあったりした。

でも、ヴィレッジ・ヴァンガードのような意図された雑然ではなく、「まだ整理できてなくてスミマセン…」といった趣である。

扱っているものも、アルマイトの食器から、その食器が入っているカゴ、そのカゴが載っているロッカーにまで値札が付いている。何でも売る気だこの店は。

そんな店の一番奥まったところ、床においてあるCDラジカセからこの曲が流れていた。誰に聞かせるわけでもなく、ただその周囲の空気を満たしていた。




ほのかな不安、ざわつき、不穏。
あたたかくて、退廃的。

最初、その音を聴いたときには、「フルート?にしては音が低いな…」と思った。
店員さんにBGMのことを聞いてみたら、「これです」ってCDを取り出して見せてくれた。

image112.jpg
チェット・ベ「-」カー。やる気あんのか。

まさか、自分が一番慣れ親しんでいるトランペットの音だとは。こんなトランペット聴いたことない。
それから、チェット・ベイカーのことが気になりだし、このアルバムのことも色々調べてみると、これは彼のアルバムの中でも「最低の出来」との誉れ高いようだ。

しかも、このCDはダイソーで100円(!)で売られているとのこと。
正式なアルバム名は「albert's house」もしくは「a man who used to be」
かつてのその人、過去の人、ということかな。

1969年録音。68年(サイトによっては70年)にドラッグ絡みのトラブルで、暴漢に前歯を折られた。
トランペッターにとって前歯を折られるとは、ギタリストの指を折られるのと同じこと。

そんな中で生まれた曲がこれ。
絶頂期を越えて、ヤク中になって、前歯が折れた中で吹いた曲。

あったかい音だなあ。

でも、家で聴いていても、あの日あの場所で聴いたときのようなざわつきは、残念ながら無いんだな。
でも、出会えてよかった。
一期一会ってこういうことなのかなあ。
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2011/05/28 Sat. 06:19 [edit]

Category: 音楽萌え

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